オリジナル手ぬぐい
¥ 1,200
サイズ:33㎝×90㎝
販売者:おぜしかプロジェクト
アイヌに伝わる神話を元に、「アイヌアートプロジェクト」の結城幸司さんが版画にした作品を手拭いに。自然への畏れと憧憬、プリミティヴな祈りが、作品全体に満ちている。こちらも「宮染」の老舗・中川染工場とのコラボアイテム。
いきものの命と向き合う。
鹿革を通して自然保護を
「原生の森に囲まれ、徒歩でしか立ち入ることのできない尾瀬の湿原には、多くの動植物が生息しています。そして、何よりも魅かれたのは、その尾瀬を大切に思う人たち。保護に尽力する人、ともに生きる山小屋の皆さん、訪れるたくさんの人たち……。
人との出会いが、私にとっての尾瀬の一番の魅力なんです」。小山抄子さんは、尾瀬に暮らす理由をそう語った。
急激に増えた鹿と、それによって荒れる尾瀬、しかし駆除された鹿の有効活用がほとんどなされていない現実に立ち向かうために、彼女は『おぜしかプロジェクト』を立ち上げた。そこでも大切にしたのは、人との繋がり。猟師さんが皮を剥ぎすぐに冷凍保存したものを小山さんたちが下処理、鞣しと染色は信頼を置く職人へと外注する。プロの手しごとを数珠繋ぎに、尾瀬の鹿は人の営みの中へと送り出される。
柔らかくしなやかな革の風合いに加え、地場産のブルーベリーなどで染めた鮮やかな発色も、魅力のひとつだ。
「コロナ禍のいま、キットや革そのものを使ったお家の中でのものづくりを楽しんで戴いて、鹿革そのものに親しんでもらえたら嬉しいです」。